監督は篠原哲雄さん。
主演は佐藤浩市さん。

そして本田翼さん。
テレビに多く出てるようですが、見たことなく、演技を見たのは今回が初めて。

熱演。
けど、ぎりぎりのところで、かろうじて成り立ってる感じ。
あぶなっかしいところもかなりありました。

でも、結果としては、本田翼さんの映画。
間違いありません。

本田翼がすごく「綺麗に」撮れてる。
少女マンガの主人公じゃなく一女優として
（観た人はニュアンスは伝わると思う）

浩市さんが今日は、挨拶長めにしますって言ってくれて
浩市さん相変わらずしぶかったす。

ばっさーは、凄く細くてスタイルよくて
観客に、最後まで手を振ってくれて、
舞台に少し置いてかれて駆け足ではけてくトコ可愛かった。

浩市さんの演技に不覚にもぐっと来た。
泣かなかったけど心の汗でた。

このばっさーの役どころはすごく地味な感じはするけど
本編では敦子の生い立ちが少ししか説明ないから
親父や母親との関係、兄のことなど、やってきた仕事のこととか
すごく闇があって、メイキングDVD見てればそれもすんなり入ってくる。

だから、見る人の経験や想像力がないと
この映画良さはわからないのだろう。

登場人物も少なく、わかりやすい派手な映画ではないから
万人受けする映画ではないかもしれないでも
うるうるしたけど、感動したとは言いがたいが
シンプルではあったが、作品見た後に自分は心に重いものを感じました。

メイキングみたら、ある程度すんなり見れると思うね。御飯を食べるシーンも何回もあるが、その時々で、感情が違うのが間や、表情でわかる。

細かい説明がほとんどないから、自分の想像力が映画の良し悪し決めそう。
監督や脚本家が、世間に媚びた感じがないからこういうの好きだな。

本田翼はまぁ下手だけど魅力的に映ってるので
この映画をみた男性はきっと惚れてしまうね
親子ほど歳離れてる二人の絶妙な距離感にドキドキした

最後の歌で感動してしまった

冴子が濡れ場の時に流した涙のシーン。
冴子が死ぬ場面。
敦子が熱を出して倒れてたシーン。
敦子の家から去る時に、位牌を抱いてたシーン。
敦子が警察から出てきた直後のシーン。
完治と敦子の最後のお別れの車の中のシーン。
完治が最後飯食ってるシーン。

人生で初めて同じ映画を
映画館で二回見た。
なんで冴子が二度も完治の前から消えたのか・・・
二回目は妻と子供に引け目があるから・・・
一回目はなぜ消えなければならなかったのか・・・
完治の未来のためか・・・

そして尾野真千子が出番少ないながらも
情感たっぷりに演じて映画に一気に深みが出た

るろうに剣心の2作目でもこの「途中からビデオ画質」現象があったんだが、なんなんだろう

途中までフィルムで撮影してたが予算が無くなって途中からHD撮影？とか思ったが、
るろうなんかは確か全編HD撮影だよな
ポスプロでシネルック処理する金が無くなったのか？

途中から急にやる気の無い画質になるのホント勘弁してほしい

これからどう化けるかわからんけど
まだまだ表現力に乏しい気がする。

と言うか、今回は、よく演じれたかもしれないが
原作の時代背景に本田翼は、合ってなかったな。

まぁ今後、本田翼を語る上で欠かせない映画になると思うが。
個人的には、マルチタレントが合ってそう。