俳優、山田孝之（３２）の代表作「闇金ウシジマくん」シリーズが秋公開の映画で完結することが８日、分かった。
最後の集大成として、公開前に７月からＴＢＳ系深夜枠で連続ドラマを放送、映画は第３弾と第４弾を２作連続公開し、怒濤（どとう）の３連発でたたみかける。

山田は再びコワモテの闇金融会社社長に変身。
迫力の演技を餞別（せんべつ）代わりに、愛着のある役に別れを告げる。

山田の当たり役となった「ウシジマくん」が６年の歴史に幕を閉じる。

原作は、累計１０００万部を突破する真鍋昌平氏の同名漫画。
山田演じるコワモテの闇金融会社社長・丑嶋（うしじま）の活躍を描く。

２０１０年１０月にＴＢＳ系深夜連ドラとして放送されると、
お金の怖さやリアルな現実を描く物語が若者を中心に注目を集め、１２年８月に初映画化。

１４年のドラマ第２弾と映画第２弾は、それぞれ前作を超えるヒットとなった。

“タブー”ギリギリに切り込む意欲作は大きな反響を呼び、製作サイドには、さらなる続編を求める声が殺到。

そこで最後の集大成として、７月から同局系「闇金ウシジマくん　Ｓｅａｓｏｎ３」を放送し、
秋の映画「－Ｐａｒｔ３」と「－ザ・ファイナル」で完結させることを決めた。

ドラマ版は、“原作史上最も危険”と呼ばれるエピソード「洗脳くん編」を描く物語。

新キャストとして、偶然出会った男に惹かれ、マインドコントロールされていく女性を
元ＡＫＢ４８で女優の光宗薫（２３）、その男を中村倫也（２９）が演じる。

映画版には、さらなる豪華ゲストが登場予定で、詳細は後日発表。

今作やスピンオフを含め、１０作にわたって「ウシジマくん」に携わってきた山田は、
「この作品で生きるために考えるべき多くの物事を（自分も）知り、そして提示できたと思っています」としみじみ。
愛着ある役との別れに寂しさを見せつつ、
「これからも『闇金ウシジマくん』がみなさんの人生に必要な作品であり続けることを信じています」と願っている。

今年は、山田のもうひとつの代表作「勇者ヨシヒコ」シリーズの最新作となるテレビ東京系
「勇者ヨシヒコと導かれし七人」が年内に放送予定。下半期は、山田がテレビに映画に大暴れする！

★相棒はおなじみ綾野剛

ドラマには、丑嶋の幼なじみで情報屋役の綾野剛（３４）や、
崎本大海（２９）、やべきょうすけ（４２）らおなじみの面々も登場。

丑嶋の会社の受付嬢役で久松郁実（２０）が新加入するほか、
前回の映画でキレっぷりが話題を呼んだ丑嶋の宿敵で“女闇金”役の高橋メアリージュン（２８）、
その部下役のマキタスポーツ（４６）も出演し、セクシー女優、希崎ジェシカ（２６）も再び参戦。

同シリーズならではの笑いとエロとスリルが満載だ。

・「ウシジマくん」がついに完結！　左から崎本大海、山田孝之、綾野剛、やべきょうすけが劇中で暴れまくる

・光宗薫

・中村倫也

・久松郁実

・高橋メアリージュン、マキタスポーツ

http://www.sanspo.com/geino/news/20160509/geo16050905040019-n1.ht