今映画見てきました
途中までは良かった。
カナブンのクソ配役とみどりの棒読みもなんとか受け入れて見ることは出来た
でも突然ワンダーが村一個滅ぼしてる容疑者みたいな設定が出てきて嫌な予感がして、
結局それも全く活かされることなく話が進んでいき
ワンダーが通り魔に殺される事もなくみどりちゃんは無事女優になった上に「もう女優飽きちゃった」とか言う性悪女になってた
とにかく終盤の脚本改変が酷すぎる。
ワンダーがみどりちゃんに魔法（笑）を渡して死ぬシーンはツェペリさんがジョナサンに波紋の力伝えて死ぬとこ思い出した
最後の締めも最悪で、圧倒的な虚脱感の中流れるスタッフロールをぼんやり眺めてたら最後の最後に驚くような文字が

「小女椿制作委員会」

あぁ、これは少女椿じゃなくて別の作品だったんだ。
と納得しました。
もし見に行かれる方がいらっしゃればこの最後の誤植は必見です

カナブンが街の権力者に一夜だけ売られて掘られて「痛い…」とか言ってるシーンが殺したくなるほど腹立った
ただのオカマじゃねーかあいつ。
初見から全く女に見えないからちんこ出すシーンも意味わからんことになってる
売られたことに逆上したカナブンがみどり殺そうとするし追加シナリオはほぼ全てクソ

唯一良かったのは座長が金持って逃げた後にその金が全部折り紙の花とすり替わってたとこだけ
とにかく監督はこの作品に思い入れも何もないんだなぁって感じ
女優になったみどりのファッションショーばりの衣装変化なんて入れるんなら序盤でカットしたニワトリ噛みちぎるとこでも入れろや

みどりちゃんの学芸会以下の棒読みは(役者としては終わってるけど)世界観的に我慢はできた
それよりも滑舌だよ滑舌。
あれ原作知らなかったら本当に何喋ってるかわからんぞ、酷すぎる
今後他の作品から呼び声かかることはないだろうね。
演技糞でも顔可愛いんだからモデルとしてやってけばいいのに

あお映画館から出るときにおそらく原作未読であろうカップルが
「１つも話の意味がわからなかった。エロくもないしグロくもない。おじさんってあれ何？魔法使いなの？」って言ってて申し訳ない気持ちになった
みどりちゃんが幸せを手に入れる直前で
旦那が通り魔に刺されるっていう不条理がたまらないのに普通に女優になってどうすんの…

この人なりの原作愛は感じられたけど、改変部分が蛇足でしかなくなってたのは監督の力量不足丸出し
力量不足の監督が時間軸いじると唐突感はんぱねえな（笑）

ラストの描き方は時間空間ループの部分を端折ったのはダメだわな

みどりが棒切れ振り回すシーンが唯一の自らの行動であり自我の解放でもあるし、
この原作の肝なんだからもっと丁寧に描いて欲しかった

と、厳しい感想だけど、この実写化によって少女椿という作品を知り、
原作、アニメを通して色々思考できたのは楽しかった

そういう意味でこの映画の価値は高い

下手とかじゃなくて俳優の人間柄に合ってないと思った