あなたがスター・トレックファンならば、「スター・トレック BEYOND」を見て感じたはずだ。
「え？ そのシーン必要？」と思えるほどパヴェル・チェコフのカットが多用されていることに。

ややくどさを感じるが、不快に思われないギリギリで絶妙なカット挿入が行われている。
これは、パヴェル・チェコフファンに対するサービスの可能性が極めて高い。

・哀悼の意を示すために追加撮影か
また、パヴェル・チェコフが持っていたというブランデーをカークが仲間と飲むシーンがある。
そして、意味深な、哀悼の意ともいえるセリフや描写が交わされるのだ。
このシーン、まさにパヴェル・チェコフ役として活躍していた俳優のアントン・イェルチンが亡くなったため、哀悼の意を示すために追加撮影されたのではないかと言われているのだ。

・上映まで1か月間しかない期間に「哀悼を込めたシーン」
彼が亡くなったのは2016年6月19日、そして「スター・トレック BEYOND」の北米上映日が2016年7月22日。
およそ上映まで1か月間しかない期間に「哀悼を込めたシーン」を追加撮影したのが事実ならば、非常に心に残る、素晴らしいシーンの追加と言えよう。

・終盤のスポックの写真
ダメ押しでスター・トレックファンを泣かせて鳥肌を断たせたのは、終盤のスポックの写真だろう。
これを見て鳥肌が立たないスター・トレックファンはいまい。