ザ・ウォーカー
デンゼル・ワシントン扮するイーライは
1冊の”本”を守るために
何人もの人々を手にかけ・・・
それは宗教上いいのか??
という矛盾を感じたりもしますが
いや、それほどまでに
その”本”の持つ力はすごい!
ということなんですね
ただの映画として
映像を楽しむ(暗いですが)と
最初の荒くれもの達をやっつけるときの
シークレットで映し出されるシーンは
無駄な動きもなく
すごくスタイリッシュな気がします!
スマートというか・・鋭いというか・・・
余計なものをすべて落としたような
デンゼル・ワシントンの
表情や佇まいは
彼がどれだけ人を殺していても
なんだか正義のように感じられて
不思議な感じがします
そして、対するゲイリー・オールドマン
あの『レオン』を彷彿させる
見事なキャラクター!!
自分が欲するもののためなら
使える手段はすべて使う
人道的な考えなんてこれっぽちもない・・
このくらいハッキリした悪いやつだと
ラストの結末に
ちょっとニンマリしてしまうわけですが
さすがです!!
観終わってから、ジワジワと
すごい、いろんなメッセージがあったな・・と
考えさせられる作品です
手に入れても読むことができない本
実態はなくても心に記憶された言葉
争いの原因となるもの
そして争いが残すもの
深く考えれば
今、世界中で起きている
いろいろな事に共通する物語
一見、どうなんだろ~?と
好き嫌いは分かれると思いますが・・・
かなり奥が深い作品でした!
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